宇宙落語制作委員会は、宇宙好きで 落語好きな面々が寄り集まってできた同好会です。
同好会を作るきっかけは、京都大学宇宙総合学研究ユニットの活動に興味を覚えたことに始まります。京都大学の宇宙総合学研究ユニットは、「宇宙に関連した異なる分野の連携と融合による新しい学問分野・宇宙総合学の構築を目指して、2008年に設置された組織(HPより抜粋)」で、一方で非常に高度な学際的研究を行うと同時に、他方で京都精華大学や「フリースタイルな僧侶たち」のグループと連携して、最新の宇宙科学の知見を広く一般の人々に発信する活動を行っています。これまで発信に用いられてきたメディアは、マンガ、デザイン、盤ゲーム、法話、etc.ーーその延長線上に「落語」というメディアを発想したのは、きわめて自然である反面、ありきたりと揶揄されるかも知れません。しかし、落語で表現するのがベストであるような宇宙のオモロさが間違いなくあるのです。それを知ってもらいたい、というのが同好会のメンバー一同のささやかな願いです。
余談ですが、平賀源内がその著『放屁論』に曰く、「漢にては放屁といひ、上方にては屁を“こく”といひ、関東にては“ひる”といひ、女中は都ておならといふ。其語は異なれども、鳴ると臭きは同じことなり。その音に三等あり。ブツと鳴るもの上品にして其形円く、ブウと鳴るもの中品にして其形いびつなり。スーとすかすもの下品にして細長くして少しひらたし。是等は皆素人も常にひる所なり」。ところが、流石の源内先生も思い至らなかったのは、かの宇宙では、屁は”こく”(扱く)ものでも”ひる”(放る)ものでもなく、”まつる”(祀る)ものであるということ。いったん体外に排出された屁の気体は、何もしなければ発散することなくカタマリのままでその場に鎮座ましまし続けるのであります。そして、鎮座した屁の威力といったらーーまかり間違ってそのカタマリの中に顔を突っ込みでもしようものなら、あまりの臭さに鼻は曲がり、息は詰まり、目はかすみ、言語脱落、★△●×~√。
この屁の話しを聞いて、そのバカバカしさと真実を両方同時に表現できるメディアとして何があるか、と考えたときに、咄嗟に閃いた答えが「落語」でした。宇宙には落語がよく似合う。落語で宇宙を語れば、宇宙のオモロさが百倍にも千倍にもふくらむこと間違いなし。ようし、宇宙落語を作ろう!ーーと衆議一致して、宇宙落語制作委員会が誕生するに至った訳です。
組織
委員長 宇佐美 悟(京都大学OB)
委 員 角谷 和好(天才アートKYOTO 理事長、京都精華大学講師)
磯部 洋明(京都市立芸術大学美術学部准教授)
岡村 勝 (京都大学OB、㈱ヒーロー代表)
影浦 亮平(千葉商科大学准教授)
事務局 橘堂 妙子(㈱ヒーロー)
顧 問 柴田 一成(京都大学名誉教授、前京大附属天文台長、
同志社大学特別客員教授)
お問合せ
宇宙落語制作委員会に関するお問合せは、なるべく電子メールでお願いします。
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「宇宙落語制作委員会」事務局(㈱ヒーロー内)
TEL. 06-6309-5265 FAX. 06-6309-5285
E-mail: uchurakugo@gmail.com
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